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デジタルスクリーン製版機 FAST SCREEN TRACER FST-355とは

デジタルスクリーン製版

株式会社色素オオタ・オータスです。
シルクスクリーン印刷をもっと便利に、もっと快適に、もっと知っていただけるようにブログでも情報を発信させていただきますのでよろしくお願いいたします。


私達が製造・販売しているデジタルスクリーン製版機FAST SCREEN TRACER FST-355(以下、FST-355)についてお話したいと思います。
デジタルスクリーン製版機とは、シルクスクリーン印刷に用いる「版」を作成する機械です。
そもそもシルクスクリーン印刷とは、孔版画の一種で文字通りインクが通過する穴と通過しない部分を有する「版」を作製し、その上からインクを通過させて印刷する技法です。
その「版」をPCに接続しプリンター感覚で使用でき、約2分という短時間で作製できるのがこのFST-355です。

強みはスピード・再現性・低コスト

‐スピード‐
PC上で版下データを送信すれば約2分で製版が完了します。紗張り(専用のリフィットフィルムを版枠に張ること)の時間を合わせても10分もあれば完了します。
乳剤版に代表される従来の方法であれば数時間はかかる作業時間を大幅に短縮することができるので、すぐに印刷に取り掛かることができます。
つまり、FST-355は製版作業に時間をとられないのでお客様の要望に迅速に対応できサンプル印刷などの従来の製版では時間とコストがかかる印刷にも柔軟に対応できます。

‐再現性‐
幅広の355mmサーマルヘッドの熱でフィルムを開孔させるので正確な多色刷りの分版や繊細な網点デザインも製版できます。
データでの位置指定や角度が調整でき、製版までをデジタルで行うので失敗の可能性が少なく毎回同じクオリティで製版することができます。

‐低コスト‐
355mm×470mmのサイズで80~120メッシュなら1版あたり約700円で製版できるので外注するより製版コストを大幅に下げることができます。
また製版されたものを保管するのではなく版下データを保存しておき、その都度必要なデザインを製版することで枠の再利用ができ作業場所の省スペース化ができる他、露光機やポジフィルム作成に伴う消耗品などが不要なためコストカットにつながります。


FST-355に使用するリフィットフィルムは薄いフィルムと紗を張り合わせたものなので乳剤版と比べて耐久性は劣りますが通常の印刷なら300枚程度は問題なく印刷できます。
同じデザインを大量に印刷するには乳剤版、少ロットのものや多種多用なデザインのものを印刷するにはデジタル製版と言えるのではないでしょうか。

誰でも簡単に短時間で製版できるデジタルスクリーン製版機FAST SCREEN TRACER FST-355は、今まで以上に便利で快適なシルクスクリーン印刷をお手伝いいたします。
私達はFST-355に関することはもちろん、シルクスクリーン印刷に関する疑問や質問に親身になって対応させていただきます。気になることがあればお問い合わせフォームからお問い合わせください。

株式会社 色素オオタ・オータス
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